ウェストバージニア・ウェスリアン大学(WVWC)が、ピックルボールの特待生(varsity scholarship)制度を設ける全米2校目の大学となる。旧テニスコートを改修して8面を整備し、2026年秋に大学公式スポーツとして始動する。発表は2025年12月8日。
特待生制度を導入した最初の大学はミズーリ州スプリングフィールドのドルリー大学(Drury University)で、WVWCはこれに続く形となる。大学スポーツとしての地歩を固める動きが、また一つ前進した。
旧テニスコートを8面に改修
WVWCはこれまでテニス施設だった場所を改修し、ピックルボール用のコート8面を整備する。将来的な拡張の余地も残す計画だ。現在は大学と地域住民のレクリエーション用に使われており、学生寮からも近い立地が利点として挙げられている。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 大学名 | ウェストバージニア・ウェスリアン大学(WVWC) |
| 所在地 | ウェストバージニア州バッカノン(人口約7,500人) |
| 位置づけ | 特待生制度を導入する全米2校目 |
| コート | 旧テニスコートを改修し8面(将来拡張も検討) |
| 始動 | 2026年秋 |
1校目はドルリー大学
特待生制度を最初に設けたのはミズーリ州のドルリー大学だった。WVWCが2校目となることで、ピックルボールを正規の大学スポーツとして扱う流れが単発で終わらず、複数校に広がりつつあることが示された。
運営を担う2人
プログラムのジェネラルマネージャーにはAlec Moranが就く。Moranは「優れたアスリートだけでなく、ウェスリアンの文化を体現し、将来のリーダーとなる学生を募りたい」と述べた。スポーツ統括副学長のKyle Hoffmanは、旧テニス施設の再生について「多くの試合を見てきた施設に新たな命を吹き込む」とし、学生寮からの近さと利用しやすさを強調した。
大学スポーツ化への布石
特待生制度の導入は、選手にとって学業と競技を両立しながらプレーを続けられる環境が整うことを意味する。複数の大学が制度を設けることで、対抗戦やリーグ運営の土台ができ、競技団体としての公認に向けた条件も整いやすくなる。学生世代の競技人口を厚くする効果も見込める。
日本の学生競技にも示唆
米国で大学スポーツとしての枠組みが整い始めたことは、これから競技を広げる国にとっての先行事例になる。学校施設の有効活用(旧テニスコートの転用)という現実的な整備手法も、コート不足に悩む地域にとって参考になりそうだ。学生年代の受け皿づくりは、競技の長期的な裾野を左右する。
関連記事:
・日本で進む施設ラッシュ
・MLP新シーズン開幕
・堺に6面の新コート
出典:Pickleball.com / WV Wesleyan varsity scholarships / West Virginia Wesleyan College 公式 / WVWC becomes second U.S. college to offer varsity pickleball scholarships

