ミズノ株式会社と株式会社Rondが、2026年11月3日(火・祝)に大阪市中央体育館サブアリーナで「関西企業対抗ピックルボール Pickle Parks Cup 2026」を共催する。関西に本拠や拠点を置く会社が社ごとにチームを組んで戦う、会社対抗の一日大会だ。9月7日時点で参加企業の募集が始まっており、上限は16社に設定されている。
大会は11月3日、大阪市中央体育館で午前3時間
開催は祝日の午前中に絞られている。受付が8時35分、競技が9時から12時までの3時間で、会場は大阪市中央体育館のサブアリーナ。1社あたり4〜8名でチームを編成し、会社どうしが総当たりや対戦形式で得点を競う。ピックルボールの未経験者・初心者も歓迎とされ、社内で経験者を集めきれない会社でも4人がそろえば出場できる間口になっている。
参加費は1チーム30,000円(税込)。9月中に申し込むと早割で20,000円(税込)に下がる。エントリーは専用サイト(picklecup2026.xparks.jp)で受け付ける。祝日午前という時間設定は、通常業務と重ねずに社員を集めやすい枠を選んだ格好だ。
運営はRond、普及基盤はミズノが分担
共催の二社は役割を分けている。企画と当日運営を主導するのがRondだ。同社は南青山を拠点に「出会いから化学変化を生み出す」を掲げ、ピックルボール施設「Pickle Parks」やエリア共創施設、オープンイノベーションのコミュニティ運営を手がける。大会名の「Pickle Parks Cup」は、この自社施設ブランドを冠したものだ。
もう一方のミズノは、スポーツを通じた健康づくりと地域・企業への価値提供という立場で加わる。同社は全国52施設でピックルボールの普及を進めており、用具メーカーであると同時に場を持つ運営者でもある。ミズノは2026年8月に国内でのピックルボール事業に本格参入しており、その動きはゴルフ由来の技術をパドルへ持ち込む国内参入として報じられた。今回の関西での会社対抗大会は、その参入後に打ち出した企業向けの具体策の一つに位置づけられる。関西では大阪府営の深北緑地でテニスコートをピックル面へ転用する動きもあり、府営公園で競技人口を育てる取り組みと並行して、企業層への入口づくりを重ねている。
「関西」「会社対抗」を組み合わせた設計
この大会の特徴は、地域を関西に限り、参加単位を個人やサークルではなく会社に置いた点にある。会社対抗の形式は、社内でチームを組む過程そのものが部署をまたぐきっかけになり、当日は他社と同じコートに立つことで社外のつながりも生まれる。主催のRond代表は、言葉や年齢、性別の異なる人がピックルボールで自然と打ち解ける経験から、スポーツが壁を越えて人をつなぐ手応えを得たと説明している。
会社対抗という枠組みは東京発で広がってきた経緯がある。三井不動産が都心で「企業対抗ピックルボール&BIZ CUP」を仕掛け、ピックルボール日本連盟も企業対抗の日本一決定戦を開いてきた。会社対抗の大会が東京の外へ出た例としては、初の地方開催となった札幌があり、今回の大阪はその流れに関西という土地を加えるものだ。
健康経営と社外交流を一度に狙う建て付け
主催側が前面に出しているのは「健康経営」と「企業交流」の二つだ。ピックルボールは走り込む範囲が狭く、道具も軽い。運動から遠ざかっていた社員でも短時間で打ち合いが成立するため、体力差や年齢差があっても同じ試合に入りやすい。この間口の広さが、運動習慣づくりを掲げる健康経営の施策と結びつく。
もう一方の企業交流は、都市部で新しい人間関係を持ちにくいという課題への回答として置かれている。取引先や同業をコートに集めれば、名刺交換の場とは違う距離感で顔を合わせられる。企業がチームを持つ動きは他競技でも進んでおり、たとえば複数社がチームを保有する企業リーグのように、会社ぐるみで関わる形が国内で増えている。単発の大会は、その入口を一日で試せる軽い一歩になる。
総務・人事が導入を検討するときの見どころ
導入側の視点で見ると、この大会は費用と手間の読みやすさが評価点になる。1チーム2〜3万円、4人から出場でき、拘束は祝日の午前3時間で済む。社内イベントを一から設計する負担を負わずに、健康施策と交流施策を一度に走らせられる。福利厚生の予算枠で処理しやすい規模でもある。
一方で、単発参加を一度きりで終わらせると効果は薄い。継続の受け皿があるかを事前に確かめておきたい。運営のRondは自社施設「Pickle Parks」を持ち、ミズノも全国52施設を抱える。大会後に社内サークルや定期利用へつなげられるかどうかで、健康経営の成果は変わる。参加者の運動強度は軽めのため、既往のある社員も巻き込みやすい半面、運動施策としての負荷は控えめだという点も踏まえて位置づけを決めるとよい。
未経験歓迎という募集条件が示す狙い
募集で経験不問を明示しているのは、競技力の高い会社を集める大会ではなく、裾野を広げる大会だという意思表示だ。上限16社という枠も、勝ち負けの純度より運営の目が届く規模を優先した設定に見える。早割を9月中に切ることで、募集初月の申し込みを促し、準備期間を確保する狙いもうかがえる。
用具メーカーであるミズノにとっては、初めてパドルを握る社員がまとまって生まれる場でもある。会社単位で人が動けば、その後の用具購入や施設利用につながる可能性がある。普及と事業を同じ場で回す設計が、共催という形に表れている。
関西で会社対抗が根づくかの試金石
企業向けのピックルボール施策は、体験会や単発大会が先行し、継続の仕組みづくりは後追いになりやすい。今回の大阪大会も、一回で終われば話題づくりにとどまる。16社が集まり、そのうち何社が大会後に定期利用や社内サークルへ進むか。関西という新しい土地で会社対抗の形が定着するかどうかは、11月3日の後の動きで測られる。
ミズノとRondという、場を持つ二社が組んだことで、大会を入口にした受け皿は用意されている。あとは参加した会社側が、一日のイベントを社内の習慣へ落とし込めるかにかかっている。
よくある質問
Q. 誰でも参加できますか。
関西に拠点を置く会社が対象で、1社4〜8名でチームを組みます。ピックルボールの未経験者・初心者も歓迎とされています。
Q. 費用はいくらですか。
1チーム30,000円(税込)です。9月中に申し込むと早割で20,000円(税込)になります。
Q. いつ・どこで開催されますか。
2026年11月3日(火・祝)9時〜12時、大阪市中央体育館サブアリーナです。受付は8時35分から。上限は16社です。
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