米コネチカット州に1500万ドルの巨大ピックルボール施設「Pickleball Park」が2026年夏オープンへ

米コネチカット州ミドルタウンに、総工費1,500万ドル(約22億5,000万円)を投じた大型ピックルボール施設「Pickleball Park」が2026年夏にオープンする。延床面積は10万平方フィート(約9,300㎡)超で、同州最大のピックルボール専用施設となる。

目次

施設の全容――18面のピックルボールコートにパデルも

Pickleball Park の中核は18面の屋内ピックルボールコートだ。そのうち1面はスタジアムコートとして設計され、メザニン席と観客用ブリーチャーを備える。大会誘致を前提に、観戦環境を重視した設計が特徴的だ。

加えて2面のパデルコート1面の屋外照明付きコート(パティオ併設)も用意される。ピックルボール専用施設にパデルコートを併設するのは全米でもまだ珍しく、ラケットスポーツ複合型施設としての位置づけが鮮明だ。すべての屋内コートは空調完備で、年間を通じて快適にプレーできる。

開発の背景――100 Centerpoint Drive の再開発

施設の所在地は100 Centerpoint Drive, Middletown, CT。I-91号線とIndustrial Park Roadの間に位置し、ハートフォードやニューヘイブンからのアクセスも良好だ。プロジェクトを率いるのは施設代表のRob Keefrider 氏と開発パートナーのLennie Lebenhaut 氏

ミドルタウン市は不動産・動産への追加投資額として1,140万ドルを認定し、最初の2年間は課税評価を据え置く優遇措置を承認した。3年目から6年目にかけて段階的に評価額を引き上げる仕組みで、自治体が大型スポーツ施設を誘致するモデルケースとなりうる。

Pickleball Park 施設概要
項目 内容
所在地 100 Centerpoint Drive, Middletown, CT
総工費 1,500万ドル(約22.5億円)
延床面積 100,000 sq ft 超(約9,300㎡)
屋内ピックルボールコート 18面(うち1面スタジアムコート)
屋内パデルコート 2面
屋外コート 1面(照明付きパティオ)
営業時間 24時間365日(会員制エリア)
開業予定 2026年夏
その他施設 レストラン、フルサービスバー、ラウンジ、イベントスペース

レストラン・バー併設で「滞在型」を志向

コートだけでなく、施設内にはレストランとフルサービスバー、複数のラウンジエリア、イベントスペースが設けられる。ピックルボールを軸にした「滞在型コミュニティ施設」として、プレー後の飲食やイベント開催も想定されている。会員制エリアは24時間365日アクセス可能で、早朝・深夜練習のニーズにも対応する。

現地の反応――「コネチカットの中心に待望の施設」

Rob Keefrider 氏は取材に対し「コネチカット州内で、そしておそらくそれ以上の規模で最大のピックルボール施設になる」と自信を示している。

地元のピックルボールコミュニティからは「これまで屋外コートか小規模な体育館しかなかった。18面規模の屋内施設ができれば冬場の練習環境が劇的に変わる」という声が上がっている。

Facebookの「CT Pickleball」グループでも建設開始時期を問う投稿が活発で、コネチカット州内のプレイヤーの期待の高さが伺える。

日本のプレイヤーへの示唆

10万平方フィート超の専用施設は、日本国内のピックルボールコートと比較すると桁違いの規模だ。2026年4月に幕張と豊洲にオープンしたPicklr Japanが6〜8面規模であることを考えると、Middletown施設はその2倍以上のコート数を持つ。

パデルコート併設という発想も注目に値する。日本ではパデルの認知度はまだ低いが、ラケットスポーツの相互送客モデルとして海外では実証が進んでいる。今後、日本国内でもピックルボール+パデルの複合施設が登場する可能性がある。

業界への波及――大型施設開発ラッシュは続く

米国ではPicklrやAce Pickleball Club、CityPickleなどのチェーンが急速に店舗数を拡大する一方で、Middletownのような地域密着型の大規模独立施設も増えている。自治体が税制優遇で誘致するケースも珍しくなくなった。

アリゾナ州スコッツデールではCenter Court Pickleball Clubが35,000平方フィート・13面の施設を予定し、カリフォルニア州サンノゼではAce Pickleball Clubが31,000平方フィート・11面の施設を2026年Q3に開業予定だ。施設間競争が激化するなか、飲食やイベント機能を充実させた「滞在型」モデルが差別化のカギとなっている。

2026年オープン予定の主な米国ピックルボール施設
施設名 所在地 コート数 面積 開業予定
Pickleball Park Middletown, CT 21面(+パデル2面) 100,000 sq ft+ 2026年夏
Center Court PB Club Scottsdale, AZ 13面 35,000 sq ft 2026年夏
Ace Pickleball Club San Jose, CA 11面 31,000 sq ft 2026年Q3

まとめ

コネチカット州ミドルタウンの「Pickleball Park」は、総工費1,500万ドル・21面超のコートを擁する全米でも屈指の大規模施設だ。パデルコート併設やレストラン・バー完備の「滞在型」コンセプトは、ピックルボール施設の在り方に新たな基準を示している。2026年夏の開業が近づくなか、日本国内の施設開発にも参考となる事例として注目しておきたい。

FAQ

Pickleball Park のメンバーシップ料金は?

2026年4月時点では料金体系は未発表。Rob Keefrider 氏は「複数のメンバーシップオプションを用意する」としており、オープン前に詳細が公開される見込み。

パデルコートが併設される理由は?

ラケットスポーツの相互送客効果を狙った戦略。欧州で人気のパデルは北米でも急成長中で、ピックルボールプレイヤーとの親和性が高い。同一施設で両方を体験できることで会員の定着率向上が期待されている。

日本からの視察や利用は可能?

会員制施設のため事前のメンバーシップ登録が必要になるが、ビジター利用の可否は今後発表される見通し。施設設計や運営モデルは日本でのピックルボール施設開発の参考になるため、業界関係者は注目しておくべきだろう。

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この記事を書いた人

ベトナム在住3年目のピックルボール愛好家です。高校時代はバドミントン部に所属し、シャトルを追う毎日を過ごしていました。現在はホーチミンの熱気の中、バドミントンの経験を活かしたスピーディーなボレーと、ピックルボール特有の戦略的な駆け引きにどっぷり浸かっています。現地のコート情報や、バドミントン経験者ならではの上達のコツなど、ベトナムのリアルなプレイ環境をゆるく発信していきます!

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