コート運営を手がける株式会社ピックルボールワン(東京都千代田区、代表取締役・熊倉周作)が、20面以上を備えるフラッグシップ施設の構想を打ち出した。2026年4月9日に発表したもので、5,000㎡(約1,500坪)以上の用地を首都圏で公募し、センターコートや観客席、大会開催機能を集約した拠点をつくる計画だ。単発のコート増設ではなく、観戦・育成・コミュニティを一体化させた中核施設を据える狙いがうかがえる。
20面以上・1500坪超という構想の中身
同社が示したのは、コート20面以上を一拠点に集約する大規模施設だ。敷地は5,000㎡(約1,500坪)以上を想定し、試合の中心となるセンターコートに観客席を併設する。大会・イベントの開催機能のほか、コミュニティスペース、プロショップ、カフェ・休憩スペースを盛り込み、プレーする場と観る場、人が集まる場を一体で運営する設計になっている。既存の「ピックルボールワン銀座新橋」が都心型の小規模拠点だったのに対し、今回は規模の桁が変わる。
用地は公募方式、契約は10年以上を条件に
用地の確保は自社で探すのではなく、公募という形をとった。募集エリアは東京都内と首都圏(神奈川・千葉・埼玉)。対象は準工業地域・工業地域・商業地域・近隣商業地域で、契約期間は10年以上の長期利用を求める。駅徒歩圏内や駐車場の確保、遊休地の活用を歓迎条件として挙げており、まとまった面積を長く押さえられる土地を、提案ベースで集める方針だ。
構想の要点を整理
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| コート面数 | 20面以上 |
| 敷地面積 | 5,000㎡以上(約1,500坪以上) |
| 主な機能 | センターコート・観客席・大会機能・コミュニティスペース・プロショップ・カフェ |
| 募集エリア | 東京都内・神奈川・千葉・埼玉 |
| 対象用途地域 | 準工業・工業・商業・近隣商業 |
| 契約期間 | 10年以上 |
| 発表日 | 2026年4月9日 |
運営会社の足場
株式会社ピックルボールワンは2023年7月設立、資本金2,128万円。コート運営に加えてイベント企画・運営、メディア運営、ショップ運営を手がける。代表は熊倉周作氏。コートだけでなく大会運営やメディア、物販まで一通りそろえてきた事業構成は、大規模拠点を回していくうえでの土台になる。
なぜ今、大規模拠点なのか
背景にあるのは米国市場の急拡大だ。米国では過去1年間にプレーした人が約5,000万人とされ、成人のおよそ5人に1人が経験。4年連続で「最も急成長しているスポーツ」に選ばれている。日本でも施設の新設が相次ぐなか、20面超という規模を一拠点で確保できれば、全国大会や興行の受け皿になり得る。用地を公募で集める進め方は、土地の出し手を巻き込みながら計画を前に進める一手とも読める。
まとめ
ピックルボールワンの構想は、コートを増やす段階から拠点を核に据える段階へと、国内の動きが移りつつあることを映している。用地が確保され計画が具体化すれば、観戦と大会を支える首都圏のハブが姿を見せる。公募の行方が次の焦点だ。
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