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旅行大手JTBが街なかコートを運営、名古屋・中川運河の挑戦

2026 6/22
コート ニュース
2026年6月22日
当ページのリンクには広告が含まれています。

名古屋駅にほど近い中川運河の北側に、2026年6月18日、ウォーターフロントの複合施設「NAKAGAWA CANAL DOORS」が開業した。ホテルやベーカリー、イタリアンが並ぶこの施設のなかで、ピックルボール好きの目を引くのが、旅行大手JTBが運営する常設屋外コート「DOORS COURT」だ。名古屋地区では初となる常設の屋外ピックルボールコートで、開業当日には誰でも参加できる無料の体験会も開かれた。旅行会社が街なかのコートを直接運営する——この一手が、日本のプレーヤーにとって何を意味するのかを掘り下げたい。

目次

水辺に生まれた複合施設とコート

NAKAGAWA CANAL DOORSは、名古屋ステーション開発などが手がけたウォーターフロント施設で、最寄りはささしまライブ駅から徒歩圏。運河沿いの敷地に、客室を備えたホテル、15年ぶりに名古屋へ戻ったベーカリー「PAUL」、炭火を使うイタリアン、オフィスやコミュニティスペースなどが集まる。そのなかでスポーツの核を担うのが、JTBによるDOORS COURTである。

運営側はピックルボールを、テニス・バドミントン・卓球の要素を融合した米国発のラケットスポーツとして紹介し、「ルールがシンプルで初心者でも始めやすく、年齢・運動経験を問わず自然な交流が生まれる」点を魅力に挙げる。シャワーや更衣室も備え、手ぶらに近い感覚で立ち寄れる設計だ。運河を眺めながらプレーできる立地は、室内施設とはまた違う開放感がある。

なぜJTBが運河沿いのコートなのか

背景には二つの流れがある。一つはJTB自身のピックルボール戦略だ。同社は2024年8月にピックルボール日本連盟とパートナーシップ契約を結び、ピックルボールを「交流を創造するハブ」と位置づけてきた。掲げるのは「地域の賑わいの場づくり」と「国際交流の橋渡し」。ハワイでの大会主催など海外企画から入った同社にとって、国内の街なかに自前のコートを構えることは、観光・イベントで培った発想を地域に落とし込む実地の場になる。

もう一つは中川運河という土地の文脈だ。中川運河はもともと貨物輸送を担った運河であり、物流の役割を終えたあとの水辺をどう生かすかが長く課題だった。NAKAGAWA CANAL DOORSは、この運河を「人がつながる場所」へと読み替える再開発として位置づけられている。かつて荷を運んだ水辺に、ラケットの音と人の往来が戻る——コートはその象徴的な装置でもある。名古屋という都市で、ピックルボールの常設拠点が必ずしも潤沢でなかった事情を踏まえると、駅近の好立地に屋外コートが生まれた意味は小さくない。

DOORS COURTの基本スペック

一次情報で確認できた範囲を整理する。コート面数や利用料金、寸法は現時点で公式に明示されていないため、ここでは確認済みの項目に絞る。

項目 内容
名称 DOORS COURT(NAKAGAWA CANAL DOORS内)
運営 JTB
種別 常設屋外ピックルボールコート(名古屋地区初)
所在地 名古屋市中川区運河町2-7-2
最寄り ささしまライブ駅
営業時間 10:00〜21:00(お盆・年末年始は休み)
付帯設備 シャワー・更衣室
開業日 2026年6月18日

面数や料金は今後の公式発表を待ちたいが、夜21時まで開いている点は仕事帰りに立ち寄りたい層にとって現実的なありがたさがある。

開業日の体験会と寄せられた期待

開業日には、コートに親しんでもらうための体験会が設けられた。6月18日(木)の15:00〜21:00に実施され、1回あたり約20分、参加費は無料で事前予約も不要という入りやすさだった。一方でシューズの貸し出しはなく、コートを傷めないノンマーキングシューズか白・青系ソールのテニスシューズの持参が求められた。気軽さと、コート保全への配慮を両立させた運用といえる。

この施設に対しては、いくつかの方向から期待が寄せられている。第一に、初心者の受け皿としての役割だ。予約不要・無料・短時間という設計は、ラケットを握ったことのない人がまず触れてみる入口として機能する。第二に、地域交流の拠点としての期待がある。運営側が掲げる「自然な交流が生まれる」という言葉どおり、世代や運動経験を超えて人が混ざる場になりうる。第三に、運河再開発の起爆剤としての見方だ。ホテルや飲食と組み合わさることで、コートが単体の運動場ではなく滞在体験の一部になり、水辺全体の回遊性を高める期待が語られている。

旅行大手の参入が示すもの

ここが今回いちばん考えたい点だ。これまで日本でピックルボールのコートを増やしてきた主役は、専門事業者、フィットネスクラブ、ホテルやリゾートだった。そこに旅行会社が街なかの常設コート運営者として加わったことには、業界の重心が動きつつある兆しが読み取れる。

旅行会社の本業は、人を集め、動かし、滞在させることにある。JTBがピックルボールを「交流を創造するハブ」と捉えているのは、コートを単なる運動施設ではなく、人流を生むコンテンツとして見ているからだろう。つまりDOORS COURTは、コートそのものを売るというより、コートを軸にした体験と滞在を設計する試みに近い。プレー後にPAULでパンを買い、運河沿いを歩き、ホテルに泊まる——この一連の流れのなかにコートが組み込まれている。

この発想は、日本のピックルボールが次に向かう段階を示している。コートが珍しかった時期は「打てる場所があること」自体に価値があった。だが施設が増えるにつれ、選ばれるコートは「どんな体験ができるか」で差がつくようになる。立地、雰囲気、前後の過ごし方までを含めた設計力が問われる。旅行会社はその設計を本業として磨いてきた。彼らの参入は、コートを観光・まちづくりの文脈に接続する流れを後押しするはずだ。

業界への波及

こうした動きは名古屋だけにとどまらない。すでにリゾートやホテルがピックルボールを滞在アクティビティとして取り込む例は各地で増えており、都市部でも屋上や宴会場を転用した常設コートが生まれている。そこに人流のプロである旅行会社が運営者として加われば、コートは「地域に集客するための装置」として再定義されていく。

運河沿いという立地を選んだことも示唆的だ。役割を終えた水辺やインフラを、スポーツを軸に再生する手法は、他都市の再開発にも応用が利く。ピックルボールはコート面積が比較的コンパクトで、初心者が入りやすい。遊休地や中途半端な広さの空間を活用しやすいという特性は、まちづくり側にとっても扱いやすい。DOORS COURTの成否は、同じような水辺・遊休地活用を検討する全国の事業者にとって、一つの参照点になるだろう。

利用するときの実用情報

プレーヤー目線で押さえておきたい実用情報をまとめる。場所は名古屋市中川区運河町2-7-2、ささしまライブ駅から歩いて向かえる。営業時間は10:00〜21:00で、お盆と年末年始は休み。シャワーと更衣室があるため、汗をかいても身支度を整えて次の予定に移りやすい。コートを傷めないノンマーキングシューズの用意は持参が基本と考えておくと安心だ。面数や料金、予約方法は今後の公式情報を確認したうえで足を運ぶのがよい。名古屋方面で常設の屋外コートを探していた人にとって、駅近で夜まで開いている選択肢が増えた意味は大きい。

まとめ

NAKAGAWA CANAL DOORSのDOORS COURTは、名古屋地区初の常設屋外コートというだけでなく、旅行大手が街なかのコートを直接運営するという点で注目に値する。役割を終えた運河を人が集う水辺へ読み替える再開発のなかに、JTBが「交流を創造するハブ」と位置づけるコートが置かれた。コートが「打てる場所」から「体験を設計する場所」へと進む流れを、この一例は静かに後押ししている。名古屋でプレー環境を探していた人は、運河を眺めながらの一打を試してみてほしい。

よくある質問

Q. DOORS COURTはどこにありますか

A. 名古屋市中川区運河町2-7-2の複合施設「NAKAGAWA CANAL DOORS」内にあり、ささしまライブ駅から徒歩圏です。中川運河沿いのウォーターフロント施設の一画に設けられた屋外コートです。

Q. 営業時間はいつですか

A. 公式情報では10:00〜21:00で、お盆と年末年始は休みとされています。仕事帰りの時間帯にも利用しやすい設定です。最新の運用は公式の案内で確認してください。

Q. 初心者でも参加できますか。シューズは借りられますか

A. ピックルボールはルールがシンプルで初心者でも始めやすいスポーツです。開業日の体験会ではシューズの貸し出しはなく、コートを傷めないノンマーキングシューズや白・青系ソールのテニスシューズの持参が求められました。利用時も同様の準備をしておくと安心です。

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引用元:

  • 中川運河の玄関口に新施設「NAKAGAWA CANAL DOORS」6月18日に誕生(名古屋情報通)
  • NAKAGAWA CANAL DOORSが6月18日に開業!施設情報の詳細および開業イベントについて(名古屋ステーション開発/PR TIMES)
  • JTBが「ピックルボール ハワイアンカップ」を開催いたします(JTBグループサイト)
コート ニュース
JTB ウォーターフロント コート開設 中川運河 名古屋 屋外コート 常設コート
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この記事を書いた人

小島 怜のアバター 小島 怜

ベトナム在住3年目のピックルボール愛好家です。高校時代はバドミントン部に所属し、シャトルを追う毎日を過ごしていました。現在はホーチミンの熱気の中、バドミントンの経験を活かしたスピーディーなボレーと、ピックルボール特有の戦略的な駆け引きにどっぷり浸かっています。現地のコート情報や、バドミントン経験者ならではの上達のコツなど、ベトナムのリアルなプレイ環境をゆるく発信していきます!

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