ベトナムでピックルボールを始めるとき、最初に気になるのがコート代です。ホーチミン・ハノイ・ダナンでは料金の付け方が少しずつ違い、同じ施設でも時間帯や屋内外で倍近く変わります。この記事では、編集部がベトナム各地のコート情報をもとにまとめた料金の「目安」と、価格が動く条件を整理します。
はじめに(料金は目安です)
コート料金は施設ごとの差が大きく、為替も変動します。本記事の金額は複数の現地情報をもとにした相場レンジで、実際の料金は各コートのZaloや受付でご確認ください。円換算は10万VND ≒ 約600円(2026年時点の概算)で計算しています。
都市別の料金相場(1時間あたり)
まずは3都市の全体像です。ホーチミンがもっとも高く、ダナンが比較的安い傾向があります。下の早わかり表は「1面・1時間」の目安レンジです。
| 都市 | 1時間の目安(VND) | 円換算の目安 | 傾向 |
|---|---|---|---|
| ホーチミン | 120,000〜300,000 | 約720〜1,800円 | 中心部・夜間は高め |
| ハノイ | 100,000〜250,000 | 約600〜1,500円 | 週末ピークで上昇 |
| ダナン | 80,000〜180,000 | 約480〜1,080円 | 3都市で最も手頃 |
ホーチミンは「エリア×時間帯」で差が出る
中心部(1区・3区など)は人気が高く、夕方から夜のピーク帯は上限に近づきます。フーニュアンやビンタインなどの周辺区は、同じ時間帯でもやや抑えめです。屋根付き・屋内の施設は、屋外コートより明確に高くなります。
| 条件 | 昼(6〜17時) | 夜(17〜22時) |
|---|---|---|
| 中心部(1区・3区など) | 120,000〜200,000 | 220,000〜300,000 |
| 周辺区(フーニュアン・ビンタインなど) | 120,000〜160,000 | 180,000〜220,000 |
| 屋外・屋根なし | 100,000〜120,000 | 時間帯で変動 |
| 屋根付き・屋内 | 150,000〜350,000 | 設備で変動 |
(VND・1面1時間の目安)
ハノイ・ダナンの考え方
ハノイは平日の昼が底値で、週末や夜にかけて上がります。ダナンは3都市の中では手頃で、ビーチに近い屋外コートと屋内施設で料金帯が分かれます。滞在エリアのコートを先に押さえておくと動きやすく、探すなら会場一覧からエリアで絞り込めます。
| 都市 | 屋外(屋根なし) | 屋根付き・屋内 |
|---|---|---|
| ハノイ | 80,000〜150,000 | 150,000〜250,000 |
| ダナン | 80,000〜150,000 | 120,000〜180,000 |
(VND・1面1時間の目安。ダナンは3都市で最も手頃な傾向)
料金が動く5つの条件
同じコートでも、次の条件で料金は上下します。予約前にどの枠を取るのかを意識すると、ムダな出費を抑えられます。
- 時間帯:朝〜昼(6〜17時)が安く、夜のナイター帯(17〜22時)が最も高い
- 屋内 / 屋外:屋根付き・空調の屋内は割高、屋外屋根なしは割安
- 平日 / 週末:週末・祝日は平日比でおおむね2〜3割増し
- 単発 / セッション貸し:2〜3時間の連続枠(buổi)はまとめ割になることがある
- ドロップイン / 会員:月額パッケージやグループ予約で割引が効く場合がある
狙い目は「朝活」
暑さの面でも費用の面でも、ベトナムでは早朝プレーが理にかなっています。日中の炎天下を避けられ、料金も底値になりやすいので、現地の常連にも朝枠の人気は高めです。
コート代以外にかかるお金
コート料金のほかに、レンタルや前金が発生することがあります。手ぶらで行くか道具を持参するかで、1回あたりの総額が変わります。
| 項目 | 目安(VND) | メモ |
|---|---|---|
| パドルレンタル | 20,000〜50,000 / 本 | 手ぶら派は確認しておく |
| ボール | 約10,000 / 個 | 施設で用意される場合も多い |
| コーチ(グループ) | 200,000〜300,000 / 時 | レッスン併設のコート向け |
| 前金(đặt cọc) | 施設による | 予約確定時に求められることがある |
前金(đặt cọc)の考え方
人気の時間帯では、予約を確定するために前金(đặt cọc/ダッコッ)を求められることがあります。金額や条件は施設ごとに異なり、キャンセル規定を理解していないと、使わなくても前金が戻らないケースがあります。
- 前金を求められやすい場面:週末・夜のピーク帯、長時間のセッション予約
- 予約時に必ず確認:金額・キャンセル期限・返金の可否
予約のやり取りの進め方はZaloでのコート予約手順でまとめています。
支払い方法:現金とQRが主流
受付での支払いは現金が基本ですが、ベトナムではQRコードでの銀行振込やスマホ決済が広く普及しています。現地の電話番号や銀行口座があれば、決済アプリが使えて便利です。
- 現金:もっとも確実。小額紙幣を用意しておくとスムーズ
- 銀行振込(VietQR):QRを読み取って送金。受付で多用される
- MoMo / ZaloPay:スマホ決済。現地番号・口座が前提
日本と比べて高い?安い?
日本の専用ピックルボール施設は1時間あたり2,500〜3,000円級の事例が目立ちます。ベトナムは中心都市でも概ね600〜1,800円で、おおよそ日本の3分の1から2分の1が目安です。道具のレンタルも安く、気軽に始めやすい環境がそろっています。
ベトナムが手頃な理由
屋外コートが多く、用品や人件費も日本より抑えめなことが、料金の安さにつながっています。レンタル代も安いので、旅行中に数回だけ遊ぶ使い方とも相性がよいです。ただし中心部の屋内・夜間ピーク帯は、日本の安い枠と変わらない水準になることもあり、「ベトナムだから常に格安」というわけではありません。
ケース別・1回あたりの総額目安
コート代に道具レンタルを足した、1回あたりの総額イメージです。手ぶらかマイパドルかで差が出ます。
| ケース | 内訳 | 総額の目安 |
|---|---|---|
| 旅行者が手ぶら(昼・屋外) | コート100,000〜150,000+パドル30,000〜50,000 | 約130,000〜200,000 VND(約780〜1,200円) |
| 在住者がマイパドル(朝・屋外) | コートのみ100,000〜120,000 | 約100,000〜120,000 VND(約600〜720円) |
| 夜・屋内で手ぶら | コート220,000〜300,000+パドル | 約250,000〜350,000 VND(約1,500〜2,100円) |
週2回・月8回を超えて通うなら、月額パッケージの方が1回あたりは割安になりやすいラインです。
長く通うなら「セッション貸し・月額会員」も
1時間単位だけでなく、2〜3時間の連続枠(セッション/buổi)や月額パッケージを用意するコートもあります。週に何度もプレーするなら、こうしたまとめ枠のほうが1回あたりは割安になりやすいです。
| プラン | 目安(VND) | 向いている人 |
|---|---|---|
| 朝・昼セッション(2〜3時間) | 300,000〜450,000 | まとめて練習したい |
| 夜セッション(2〜3時間) | 450,000〜600,000 | 夜しか時間が取れない |
| 月額パッケージ | 約200万〜500万 / 月 | 週に複数回通う在住者 |
グループ予約や月額契約では、5〜30%ほどの割引が効く場合があります。料金は施設によって幅があるので、通う頻度が決まってきたら、行きつけのコートに月額の有無を聞いてみるとよいです。
予約アプリという選択肢
一部のコートは予約アプリにも対応しており、事前に枠を押さえられます。ただしベトナムでは、Zaloや電話での直接予約が依然として主流です。
- 対応しやすい決済:MoMo / ZaloPay / 銀行振込 / カード
- 使いどころ:事前に枠を確保したいとき。空きが出ない時はZaloで直接確認
旅行者と在住者で選び方は変わる
| タイプ | 向くコート | 賢い使い方 |
|---|---|---|
| 旅行者(数日) | 宿の近く・屋内・レンタルあり | 手ぶらでOK。1〜2回なら都度払い |
| 在住者(長期) | 通いやすいエリア・屋外・朝枠 | マイパドル+月8回超なら月額を検討 |
自分のパドルを用意するかでも総額が変わります。道具選びはパドルの買い方もあわせて検討してください。
まずは近くのコートを探して、料金を直接聞いてみましょう。
まとめ
ベトナムのコート料金は、都市・時間帯・屋内外で大きく変わります。朝〜昼の屋外枠を狙えば費用を抑えやすく、夜の屋内ピーク帯は割高になると覚えておくと予算が立てやすくなります。予約の進め方はZalo予約の記事、現地での振る舞いはコートのマナー記事、道具の調達はパドルの買い方で続けて読めます。